『アリシア・エドワールは夢を見る』第五話
作:緑野仁



「うおお、喰らいなさいケイト! 王家式適当剣っ!」
「来なさいお嬢様っ! 実は私はお嬢様の部屋に入れただけで死にかけですっ!」
「たぁっ!」
「ぐはぁっ……このザ・王家ヲタクと言われているケイト・ブロッサムがっ……!」
「ふっ、どうやらケイトがやられたようですね……」
「しかしヤツはメイドの中でも最弱……私たちに叶うかしら……?」
「喰らえぇぇぇ!!!」
「ぎゃあああああ!!」
「はぁっ、はぁっ、ついに城のメイド達を倒したわ……これでようやく部屋から出れる……!」
「よく来たわねお姉様……」
「はっ、エレノア!」
「あなたは私の部屋に入るために色々とやる必要があると思っているようだけど、別に私の方から来るから特に問題はないわ」
「なんですって!?」
「そして、どこかのメイドが血縁関係で何かお姉様に恨みを持っていると思っていたらしいけど特にそんなことはないわ」
「そう……私も言いたいことがあるわ……私には血の通ってない姉がいそうだった感じだったけど特にそんなことはなさそうだったわ……」
「あらそう」
「うおお、喰らいなさいエレノアああああっ!!」
「さあ来なさいお姉様あああっ!」

「という夢を見たの」
「……お嬢様、昨日何のマンガを読んだんですか?」



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